おへそから全身へ

仕事中、どうにもだるくなった時に見る画像があって。それはメガテラゼロさんの顔なんですが。後輩の暴れん坊っぷりがすぎる日や、同僚のみなさんのいわゆる冗談がうまく受け止められなくて全部ぐさぐさ刺さってしまう日や。そんな日に大事に大事に見てるやつ。その画像はメガテラゼロ、顔で検索すると出てきますが、それだけ他のと雰囲気が違うのね。

おそらく何度も切り取ったりコピーされたりして荒くなっているその画像を今まで細かいことはあまり気に留めず見つめていたんですが、ふと、はたしてこれは本当にメガテラゼロさんか？という疑いの念がわいてきて。なんか本当にちょっと違うのです。感じが。それだけ白黒だし。

だいたい「検索」って何の中から何を探してくるのか私わからない。誰が作った何を使って何の中から何を探してくるのですか。そんなあやふやな手段を使って、それでも求めればものも言わずに心に栄養を補給し続けてくれたこのありがたい、丹田みたいな人は本当はどこの誰？私はぜんぜん関係ない人の顔を見てああ、元気でた、と思っていた可能性もじゅうぶんにある。あれ、丹田と思ってましたがおへそでしたね？ってことは多い、人生には。

…という話をはらちゃんとしていました。もうやめよう。いいじゃない。「写真はイメージです」でいいじゃない。これが二人の出した結論です。そして私は本当の本当はおへそかも知れないイメージとしての丹田から全身に生気を巡らせ、この決算期を乗り切る、と決心したのでした。